体色とは、グッピーの基本の色合いを指しています。
この色合いをベースに、多種多様な表現がのってきます。
グッピーでは、現在おおまかですが、6種類ぐらいは覚えていただくと良いでしょう。

普通体色
これはグッピーの原種の体色を言います。普通体色やグレーなどという言い方もします。
品種名の中では通常表現しません。ですから体色の表示の無い場合はその品種は普通体色ということです。

ゴールデン
普通体色よりも体の黒い細胞(メラニン細胞)が少ないため、体色はきれいな透明度の高い黄色になります。
しかし、アルビノ種に比べればメラニン細胞が多いために目は黒色になります。
割合と大型になる傾向があります。

タイガー
ゴールデン種のように単にメラニン細胞が少なくて体色が黄色く見えるのではなく、メラニン細胞がウロコの縁に集中するものです。これを複燐といいます。
これによって全体としては黄色く見えウロコの縁が黒いため体全体にアミをかけたように見えます。

ブラオ
体の色合いを表現するものが、黒い細胞(メラニン細胞)しかないタイプです。
全体にグレーがかって見えるのは、メラニン細胞が間隔をあけて点在しているためです。
そのため昔はこれをブルーといっていましたが、最近の研究によりブルーはまったく無いことがわかりました。
いわゆる青みがかって見えるということで、色合いとしていうなればブラックといった方が適切でしょう。

アルビノ
通常アルビノというと色素欠乏症のことで、まったく体に色合い的な表現はできませんが、グッピーの品種名でいうアルビノはある程度色合いの表現ができます。
そこで大雑把な話になりますが、目が光線の角度によって赤目に見えるものをアルビノ種と理解しておいてください。
ゴールデン種に比べればメラニン細胞の量は少ないですが、色素欠乏症ではありません。

リアルレッドアイ・アルビノ
RREAアルビノと表記されていることが多い体色です。
この種の目はどんな方向から見ても真っ赤な目に見えるため、リアルレッドアイなる名前が付いたようです。
確かに透明度の高いきれいな品種です。
目の赤くなる一要因と考えていただければよいでしょう。

他にもまだまだ色々品種がありますが、基本的にはまずこのくらい押さえておけば良いでしょう。