時のニュース No.14

時々のお客様との話題からご紹介!
2014年12月28日  ドイツイエローの仔をとって見たらメスの尾びれが割れてしまうものがでてくるのですが・・・・・・。

■お話ですとドイツイエローの仔の中のメス3尾だけ尾びれが裂けてしまっているということで、他の個体はちゃんとデルタっぽい尾びれになっているということです。
水質も問題ないようだということでその原因は・・・・というお問い合わせであります。

左の画像がスワローという表現であrます、各ヒレの条(骨)がランダムに伸びるという遺伝的な要因です。
非常に魅力的な表現です、似た表現でリボンがありますがリボンの場合リボンのメスから仔をとっていれば必ずリボンの表現を得ることが出来ます。
これに対してスワローの場合は因子を持っているだけではスワローの表現を得ることが出来ません。
抑制因子というものを抱き込んでいます、これが厄介な部分でこの辺が全部クリアーにならないとスワローは表現されてきません。
このように複雑な構造であるために基本的には作為的に選別交配をしないとなかなかスワローとしては得られないものなのですが、このように複雑なために逆に今まで普通種表現でしかなかった固体に中でいきなりというか偶然に因子がそろいスワローが出現する場合があります。

これが今回の尾びれの裂けたメスと思われます、これらをスワローにそろえるのはこの先少し努力が必要になりますが。
ドイツイエローは割合とこうしたスワローの出現が見られます。

ちょっとおいしい話ですね。