
■昨日は、お客様からこんなお電話をいただきました。
「ホームページを見ますと、いろんなグッピーがいるようなんですが一つの水槽にまぜて飼ってはいけないんですか?」
もっともな疑問である。
そもそも同じグッピーでありますので、基本的に混泳して飼育していただきましてもなんの問題もありません。
ではなぜ品種ごとに飼育くすることをお薦めするのでありましょうか?
これはグッピーの趣味の広がりの違いによるものです。
量販店さんや一般の熱帯魚店さんでいろいろな品種がミックス販売されている東南アジアなどから輸入されてくるグッピーたちは、色とりどりの色合いの美しいものです。
こうしたグッピーたちは混泳させることできれいさが増し楽しみが倍増しますし、当然仔も得られ繁殖も望めます。
私どもで販売いたしておりますグッピーも基本的には同じグッピーであります、前記の輸入されてくるグッピーに対して国産グッピーなどと呼ばれることが多いものです。
ですから輸入グッピーのように混泳して楽しんでいただきましても全く問題ありません。
ですが、 ここが輸入グッピーとの違いであります。
生まれてくる仔たちの表現がだいたいわかるという部分です、この部分が別のトビラの入り口になるのです。
私どもで販売いたしております個体はお送りする際にメスはかかっておりますので他品種と混泳していただきましても1〜2回は同じ親の仔が生れてきますが、3度目くらいから他の親の影響が出てくると思われます。
そこで同じ親の仔を残したければ混泳させた場合早い内に仔を残しておけば同じ親の仔が残せる訳です。
このように得れてくる個体の氏素性が見えている個体は、やがて作為的に他品種との交配による品種改良、またその品種を維持していく場合などに必要不可欠なファクターになってきます。
ですから、目的しだいで単飼育でも混泳飼育でもかまわない訳です。
混泳という事で付け加えますと、私どもではオスのみの販売もございます。
オスのみで他品種混泳はお薦めです、グッピーはメスと一緒の飼育するよりオスのみで飼育した方が長生きます。
妙な個体が増えて見場を悪くすることもなくひとつの楽しみ方といえます。
注意:輸入グッピーの場合、いまだにグッピー感染症の持ち込みがいなめず国産グッピーとの混泳はお勧めできません。
輸入グッピーの場合やミックスで販売されている個体は、表現としての遺伝的な構造にムリがあったり整理されていない場合がほとんどですので、生まれてくる仔は安定することは無くランダムになりますし残念ながら表現はなぜか黒く流れるものが多くなりますのでお含みください。