本当にウォータースプライトはグッピー飼育に向いている ?  Part 4


ウォータースプライトの私的歴史

緒先輩方のグッピー本にはこぞってグッピーの飼育にはウォータースプライトが向いていると記されています。
私も学生時代に飼育していた頃は確かにウォータースプライトを植えて飼育していました、大変に良く増える水草で現在のようにややこしい事をするでもなく増えすぎてレッドラクズホーンのえさにしたりニワトリに与えたりしていました(いつの時代やねんといわれそうですが)
当時(昭和40年代です)の熱帯魚屋さんでは水草の販売というのはほとんど無く、私が通っていた熱帯魚屋さんではまだ当為としてはおいていた方だと思うのですが、私の記憶ではウォータースプライト以外ミクロソリューム・アマゾンソード・ハイグロフィラ(現在のタイプとは異なる)・ウィステリアくらいでした。
「おぁすごいバナナプラントだ」といった時代であります。
この頃は水草というのは弁当のつまみたいなものでありました。
最近は水草も一つの世界を持つようになりましたが水草が日のあたる舞台に上がって昨今ウォータースプライトは気がついた時には水中葉を作れないようになっていました。
誠に残念なことです、私もこの頃水化するウィータースプライトを求めて仕入れましたし、人脈を頼って探したのですが見つけることはできませんでした。
それがグッピーでお付き合いが始まったお客様のところに昔からの株を持っておる方が居られ現在に至っています。
その時の会話であります、なんやらかんやらとグッピーの話題のなかで「私なんかは手をかけられないのでウォータースブライトが本命ですわ」 「えっ、ウォータースプライトがあるんですか」 「ええ、きのうも掃除して捨てたところですよ」 「や〜今水葉を作れるウォータースプライトはほとんど販売されていないんです、私もかなり探したり色々とやったのですがどうにもならず…・・」 「それなら早く言ってくださればいいのに」
といっためぐり合いから過去の水中化するウォータースプライトにまためぐり合いできました、大変にありがたい人脈でありました。

水中化しないウォータースプライトとは…・・

昭和40年代ころからのウォータースプライトを淡々と継続的に繁殖されている方々にするとなのを今さらウォータースプライトなの?とわれてしまいますが。
水草がアクアリューム内で人権?を得て販売量が増すに連れて休耕田を利用して水上葉での大量栽培がはじまり長期にわたる自然の自生地との環境の変化が続くとその水草自体生育環境が変わってしまうのだそうです。
実際こうしたことがウォータースプライトが水中葉を作らなくなった、というったことのようです。

本題です グッピーの飼育に向いたウォータースプライト

なぜグッピーにはウォータースプライトなのだろう?
私の所ではグッピーのみでありまして何本かの水槽には水草をたくさん植え込んで飼育しています。
このような水槽ではウォータースプライトが主体に植え込んだ水槽や色々な種類の水草を植え込んだ水槽などあります。
今まではあまり気にせずにいたのですが、割合とウォータースプライトを多めに植え込んだ水槽は透明度が高いように見えます。
「まさかそんな事は」と思っていたのですが、どの水槽ともにろ過器は得意のカップフィルターですので条件は同じようなものです。
良く目ではなく確かにウォータースプライトが多く繁茂した水槽の方が水槽の水の透明度は高く艶があります、これはいったいどうゆうことなのでしょうか?
これはお聞きした話でありますが、ウォータースプライトは葉の表面に特殊な菌体をもっていてこのような現象が起こるようです。
当然水中化するウォータースプライトでないとだめなのは当然ですが、先ほど水中化のお話をしたのはこのためです。
このようなウォータースプライトの持つ他の水草に無い独特な特性はグッピーにも大変良いようで透明な水の中に萌葱色その中を泳ぐグッピーという絵に書いたような世界を実現するのには必要不可欠な水草なのであります。
おそらく経験値と言われていますが、これを知っていた先人はすばらしいというのが実感です。
お分かりいただけましたでしょうか、だてに“グッピーにはウォータースプライト”ではなかったというお話でした。

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